WindowsでSC-FEGANのデモを行う

github.com

初めに

必ずLicenseを確認しておきましょう。

CC 4.0 Attribution-NonCommercial International
The software is for educational and academic research purpose only.

環境

This is developed on Linux machine running Ubuntu 18.04.1
Provided model and sample code is under a non-commercial creative commons license.

Ubuntuで開発されたと書いてあります。
今回はWindowsでデモが動かせるかどうかの確認です。

Windows10 Pro 64bit 
GPUなし
Python 3.6.8

バージョン確認(pip freeze)

absl-py==0.7.1
astor==0.8.0
gast==0.2.2
grpcio==1.21.1
h5py==2.9.0
Keras-Applications==1.0.8
Keras-Preprocessing==1.1.0
Markdown==3.1.1
mock==3.0.5
numpy==1.16.4
opencv-python==4.1.0.25
pbr==5.3.0
protobuf==3.8.0
PyQt5==5.12.2
PyQt5-sip==4.19.17
PyYAML==5.1.1
six==1.12.0
tensorboard==1.13.1
tensorflow==1.13.1
tensorflow-estimator==1.13.0
termcolor==1.1.0
Werkzeug==0.15.4

パッケージのインストールはすべてpipを用いて行いました。
バージョンの指定は行ってません。2019年6月現在最新のものが入っています。
実際にインストールしたのは、「tensorflow」「opencv-python」「PyQt5」「pbr」「PyYAML」だけです。
その他は依存関係で勝手にインストールされました。
ちなみにopnecvやQtを別途Windowsにインストールする必要はありません。

コードとモデルのダウンロード

上記GitHubページからすべてのコードをZIPファイルでダウンロードして解凍する。
上記GitHubの途中Setupのところに記載されているとおりGoogle Driveからモデルをダウンロード。
モデルのダウンロードは「FC-FEGAN.ckpt.data-00000-of-00001」「FC-FEGAN.ckpt.index」の二つをダウンロードするがおそらく名前の付け間違いがある。頭の「FC」部分を「SC」に変更する。
「ckpt」フォルダを作成して二つのファイルを入れて、「demo.py」と同じフォルダに配置する。

実行

デモだけならtensorflowの知識不要。
Pythonコードは1行も書いていない。

python demo.py

デモ結果

f:id:touch-sp:20190616110734p:plain:w256
f:id:touch-sp:20190616110751p:plain
Windowsでも問題なくデモが実行できた。
いくつか「非推奨です」、「近い将来消されます」的な警告がでるが今回は無視。

YAMLLoadWarning: calling yaml.load() without Loader=... is deprecated, as the default Loader is unsafe. Please read https://msg.pyyaml.org/load for full details.
conv2d (from tensorflow.python.layers.convolutional) is deprecated and will be removed in a future version.
colocate_with (from tensorflow.python.framework.ops) is deprecated and will be removed in a future version.