Real-ESRGANを使ってサクッと超解像【Windows】

はじめに

Real-ESRGANをWindows環境で非常に簡単に使う方法を紹介します。
github.com

PC環境

CUDA 11.6 + PyTorch 1.13.1

Windows 11
CUDA 11.6.2
Python 3.10.9
pip install torch==1.13.1 torchvision==0.14.1 --extra-index-url https://download.pytorch.org/whl/cu116
pip install basicsr==1.4.2
pip install facexlib==0.2.5
pip install gfpgan==1.3.8
git clone https://github.com/xinntao/Real-ESRGAN.git
cd Real-ESRGAN
python setup.py develop

CUDA 11.8 + PyTorch 2.1.1

Windows 11
CUDA 11.8.0
Python 3.10.11
pip install torch==2.1.1+cu118 torchvision==0.16.1+cu118 --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu118
pip install facexlib==0.2.5
pip install gfpgan==1.3.8
git clone https://github.com/xinntao/Real-ESRGAN.git
cd Real-ESRGAN
python setup.py develop

学習済みモデルのダウンロード

こちらからダウンロードしてリポジトリ内の「weights」フォルダに保存します。

https://github.com/xinntao/Real-ESRGAN/releases/download/v0.1.0/RealESRGAN_x4plus.pth

いよいよ実行

手順1

「inputs」フォルダに目的の画像を入れる。

手順2

python inference_realesrgan.py --face_enhance

これだけで「results」フォルダに結果が保存されます。

白黒画像や動画ファイルが「inputs」フォルダに存在するとエラーが出ます。

ここからが本題です

何度も何度もいろいろな画像で実行することになるはずです。

毎回毎回Pythonを立ち上げて実行するのは面倒くさいと感じるはずです。

どうすればよいか?ショートカットを作ってしまえば簡単です。




「D:\diffusers」というフォルダにvenvを使ってesrganenvという仮想環境を作っていると仮定します。

またReal-ESRGANのリポジトリも同じ「D:\diffusers」フォルダにクローンしたとします。

ショートカットのリンク先はこのようにします。

D:\diffusers\esrganenv\Scripts\python.exe D:\diffusers\Real-ESRGAN\inference_realesrgan.py --face_enhance --fp32

作業フォルダーはこのようにします。

D:\diffusers\Real-ESRGAN



これでショートカットをダブルクリックするだけで「inputs」フォルダ内の画像に対してモデルを適用して「results」フォルダに保存してくれます。

「inputs」フォルダ、「results」フォルダに対してもショートカットを作成しておくと非常に便利です。